シングルマザー風俗嬢の稼ぐシナリオ【4】~講習の罠~
体験入店初日。
お店に着くと、店長から「昨日、話した通り、和美さんは接客の経験が無いということなので、最初に実技講習をします。」
実技講習と言われた時、一瞬「えっ」と声が出るくらい戸惑ってしまいました。
でもよく考えると接客の流れやプレイ方法などがまったく分からない和美さんにとっては、教えてもらわなければ到底お客さんと接することはできないと思いました。
ここは割り切るしかないと覚悟を決めたそうです。
そして、店長とホテルに行き講習を受けることになったのですが、教えてもらったのは、お店への連絡のしかた(別にホテルでなくても教えられると思うのですが)とタイマーのセット、それにシャワーへの誘導と洗い方だけ。
しかも、洗っている最中にやたら身体を触ってきます。
「こんなの講習に必要なんだろうか?」と真剣に考えていたそうです。
さんざん触られた挙句、お風呂を出ると早速ベッドでプレイ開始。
ですが、プレイの流れや責め方などの指導はまったく無し。
店長の責め一辺倒です。
かなり執拗に責められた後、身体を割り込ませたと思いきや、いきなり挿入されてしまいます。
「えっ!?」
一瞬のことで、何が起こったのか訳が分かりませんでした。
でもすぐ我に返り、本番行為が行なわれていることに気付きました。
「やばいよ。」と思いながらも恐怖で何の抵抗も出来ませんでした。
店長は、和美さんに自ら本番行為をしながら「こんなことはしたらダメだぞ。」と、まったく説得力の無い指導? ではなく欲求解消をしていました。
その時は明らかにおかしなことをされていると思いながらも、頭の一部でこれが風俗店の実技講習なのかなと、訳の分からない解釈をしていました。
恐らくパニック状態だったのでしょう。
本番が終わると、帰る前の電話の連絡とホテル代の支払いについて教えてもらい、講習は終わりました。
お店に戻った後、待機場所に連れて行ってもらいました。
でも待機している間、不安で仕方ありませんでした。
あんな講習で本当に接客なんてできるんだろうかと。
それから1時間ほど待って、パネル指名のお客様に付きました。
緊張と不安で、この場から逃げ出したい気持ちでいっぱいだったそうですが、そんなことできる訳がなかったので、覚悟を決めました。
「だめだったらもういいや。」そう思いながら、最初のお客様と対面しました。
顔を合わせると、ニコッと笑ってくれたので、少しホッとして「初めまして。和美です。今日入ったばかりなので何も分かりませんけどよろしくお願いします。」
多分、その時、顔がひきつっていたのではと思ったそうです。
でも、お客様は嫌な顔をせず、積極的に話しかけてくれたので、少しずつ緊張が解けていきました。
ホテルに入ると、お店への連絡とタイマーのセットをして、お客様の横に座ります。
するとお客様のほうから「お風呂の用意してもらえますか? 今日は湯船に浸かりたいんで。」と言われ、
「すみません。何してるんだろう私。すぐにお湯溜めてきますね。」
それからというもの、お客様からやらなければならないことの指摘を受けます。
多分、和美さんがまったくの未経験であることをお店から言われていたのでしょう。
結局、準備からプレイ、後片付けまで、お客様に教えてもらいながら、プレイ時間が終了しました。
和美さんは謝るしかなく「ごめんなさい。何も出来なくて。私が授業料支払わなければダメですね。」
そう言うと、お客様から「初めてだからしょうがないですよ。でも楽しかったよ。ありがとう。」
正直、接客中のことはほとんど何も覚えていないのですが、最後の言葉で救われたような気持ちになったことは今でも忘れられません。
その日は、全部で3人付き、収入が17000円でした。
緊張の連続でかなり疲れたけど、やっぱり稼げる。
ただ講習のことが気になって、加奈さんに連絡しました。
そして今日の報告をすると、「講習で本番されちゃったの?」と驚いたように言われてしまいました。